Vクラスを購入してから、かれこれ3冊目の雑誌「メルセデス ミー マガジン」が メルセデス・ベンツ日本より 届きました。
最初届いた時は、恥ずかしながら凄く驚きました。オーナーになると専門誌まで届くのかと。。。
しかも内容がAMG、マイバッハ、スマートを含んだオールベンツ(当たり前ですが)。
また、読者層がやはり富裕層だからか雑誌内外の広告が高額。普通に何百万円の時計やリゾート会員案内が載っています。
今回は、私が手にした上記3冊の雑誌の内容を紹介したいと思います。
目次
1.「メルセデス ミー マガジン」の概要
1-1.インターネットからの情報
本マガジンについてインターネットで調べてみました。
どうやらこのマガジンは2005年創刊で、今年で(もうすぐ終わりますが)13年目を迎えました。
また、当時は「メルセデス・ベンツ マガジン」という名称で、2018年夏号から「メルセデス・ミー マガジン」へと名称変更しました。
発行タイミングは年に4回(春夏秋冬)。発行部数は167,000部。世界各国で発行されその日本語版。ページ数としては約100ページオールカラーです。
1-2.オーナー・ホットラインからの情報
それ以外の情報が分からなかった為、意を決してオーナー・ホットラインに電話で問い合わせてみることにしました。
そのオーナー・ホットラインは、マガジンの最終ページに記載されており24時間365日問い合わせOKとのこと。
お気軽にご利用下さい、ってことで23時半現在電話してみました。
電話が繋がると最初は、 会話内容の録音承諾と、よくあるガイダンス後希望の問い合わせ番号をプッシュ下さいというもの。
しかし、今回の目的はメルセデス・ミー マガジンについての問い合わせ。全然それに該当する項目がありません。
もう一度聞き直そうと待っていたら、自動的に一番初めの案内のオペレーターに繋がってしまいました。
少しあたふたしながらも事情を説明すると、快く担当のオペレーターへ繋いでくれ、聞きたかった2点を質問しました。
Q1:このマガジンは何を元に配信されますか?
A1:メルセデス・ベンツ日本へ車両登録後、その方々に自動配信されます。
Q2:いつまで無料で配信されますか?
A2:車両の保証期間内であれば無料です。新車保証や延長保証等が該当します。また、ご希望のお客様には保証後も有料でお届けさせていただきます。
実際に質問をやり取りしたのは上記2点ですが、その他にも配信停止も可能であるとか、他に質問は無いかとか、常に気を使っている感じでした。
深夜にも関わらず、親身に回答下さり驚きました。また、機会があったら利用させていただき紹介します。
2. 「メルセデス ミー マガジン」 の構成と内容
2-1.読者の皆様へ
いわゆる社長挨拶です。社長は、執筆もされています上野金太郎さんです。インパクトのあるお名前の為、直ぐに覚えてしまいますよね。
最近や今後のベンツの状況を冒頭で簡単に説明されてます。
2-2.EXPRESS
HOME、FASHION、FRAGRANCE、EYEWEAR、WATCH、Merceds-Benz collection、最後にfor Women。各項目でそれぞれいくつか商品が紹介されています。
どれも聞いたことの無いブランドばかりで勉強になります。欲しいですけど、やっぱりそれなりに高価です。時計なんて絶対買えません。
けど、いつか買える日を夢見て眺めると面白いです。
あと、勉強にもなりますよね。
2-3.メルセデスな人
著名人の方が所有しているベンツ車についてのインタビューのコーナーになります。
皆さん共通しているのは、ベンツに対して安心と安息できることに満足している様です。
2-3-1. 秋号は舘 ひろしさん×Sクラス
3年前よりS550ロングを所有され、車の性能や故障に対する安心感、そして乗り心地や居住性に満足しておられる様です。
2-3-2.冬号は西野 郎さん×Gクラス
現役を引退されてから購入し17年間もGクラスに乗り続けているとのこと。Gクラスの車内は「孤独になれる唯一の空間」と考えられているそうです。
2-3-3.春号は片岡 愛之助さん×Sクラス
S63 AMG 4MATIC longに乗られGTも狙っているとのこと。歌舞伎俳優さんということで、車内で落ち着いてセルフを覚えたりするそうです。
2-4.Mrcedes-Besz ○○
ベンツ車の特集です。車の雑誌っぽい記事になります。個人的には一番読み込んでしまうコーナーです。
2-4-1.秋号はNew C-ClassとA -Class
2014年7月にフルモデルチェンジした4代目C-Classのマイナーチェンジの紹介になります。S-Class同等のレーダーセフティパッケージや、1.5Lターボエンジン+BSG+48Vバッテリーの内容が書かれています。
個人的にはもっと踏み込んで詳しく特集して欲しいです。
またA-Classについては、フルモデルチェンジということで旧型からの変更点の説明、そして何よりMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)の採用が大きな内容となります。
また、S-Classにも未搭載のアクティブ ブラインド スポット アシスト(降車時警告機能)が備わっている様です。
この機能は、車両停車時にドアを開けようとした際、後方から来る障害物に反応してインジケーターと音で警告してくれる、というものになります。
2-4-2.冬号はNew A-Class
新型A-Classのみの記事になります。前号でも取り上げられていましたが、今回はもっと詳しい内容が書かれています。
新型は排気量のダウンサイジングがされるも馬力アップ、トルクは変わらずにボディ剛性向上、新型DCTの採用等の変更があります。
インテリアについては、 S-Classにも搭載されている様なコックピットディスプレイとセンターのワイドディスプレイが繋がって一枚の横長画面の様になっています。
また、安全装備についてはV-Classにもあるレーダーセンサーによって先行車を認識し速度に応じて車間距離をキープするシステムがありますが、新型A-Classは0kmになっても30秒以内であれば自動で再発進する機能が付いている様です。
個人的には渋滞時によく使う機能なので、再発進機能は欲しいです。
2-4-3.春号はメルセデスAMG GT 4ドアクーペ
639ps、V8 4.0Lツインターボ。スペックを読むだけで興奮します(管理人だけ?)。
2-5.She's Mersedes
女性目線で見たメルセデスや各地の伝統工芸、様々な地域、グルメ、ファッションの紹介コーナーになります。
2-5-1. 秋号の内容
青森県認定の「津軽びいどろ」を作成される北洋硝子株式会社の紹介。
2-5-2. 冬号の内容
新潟市秋葉区でお店をされているNU STOREの紹介。亀田縞と呼ばれる錦織物を取り扱われているセレクトショップです。
2-5-3.春号の内容
ニューヨークタイムズ紙の「2019年に行くべき52ヶ所」で唯一日本で選ばれた「瀬戸の島々」を一望する「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道」の紹介。
2-6.メルセデスが目指す、次の100年
各号でメルセデスが考える将来の車のあり方について語っている記事になります。
2-6-1.クルマを共有することで生まれる新時代のモビリティ
秋号では、ダイムラーが運営するシェアリングサービスにcar2goというサービスがあり、その記事の紹介になります。
この記事で管理人は初めて知りましたが、世界8カ国も展開されており300万人も利用しているとのこと。年会費、駐車場代、燃料代無料で、乗った分だけ1分単位で料金発生。設定されたエリア内でどこから乗り降りしても自由。日本では展開されていない理由としては、車庫法が障壁となっているようです。
2-6-2.次世代自動車を支える「つながる」技術
冬号では、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)についての記事になります。
また、車とスマホや人とを繋げるMercedes me connectについても紹介されています。
2-6-3.メルセデスが拓く、自動車の次世代
ダイムラー社が2016年に発表した中期戦略「CASE」。コネクト(Connected)、自動運転(Autonomous)、シェア及びサービス(Shared & Services)、電動化(Electric)の頭文字を取った造語。2022年迄に10車種以上の電動自動車の発表を目指すとのことです。
2022年ってあと3年後ですね。どんどん電動化の波がやってきますね。
2-7.秋元 康の「贅沢なドライブを少々」
ベンツに乗って行く秋元さんがおすすめする飲食点の紹介。
2-7-1.秋号は寿司
ちなみに秋号は、岡山の寿司屋「すし処 ひさ田」。ネットで検索すると色んな芸能人の方が行かれており、とても美味しそうです。私はこんなカウンター越しの寿司屋なんて行ったことありません。
2-7-2.冬号はてんぷら
冬号は、静岡 のてんぷら屋「てんぷら 成世」。こちらも検索すると寿司屋同様、渡部建さんのブログがヒットしました。仕事の合間か分かりませんが、全国の数々の名店に足を運ばれ凄いですね。
2-7-3.春号は山梨県の美食店
河口湖の湖畔にある「ふふ 河口湖」や「八ヶ岳 えさき」、「仙人小屋」などが紹介されています。
2-8.もうひとつのメルセデス、AMGという名の頂点
タイトルを見ただけで興奮してしまいます。AMGに関する記事です。
2-8-1.秋号は53シリーズ
ラインナップとしては、CLS、Eクラス セダン、クーペ、ワゴン、カブリオレの5種類があり、エンジンは3.0L直列6気筒ターボのマイルドハイブリッドシステムで435ps、520N・m。
2-8-2.冬号は63シリーズ
C 63シリーズと、GTについて書かれた記事です。
2-8-3.春号も53シリーズ
秋号は4ページありましたが、春号は少なめの2ページ。
2-9.Product Information
メルセデスの最新情報が紹介されています。
2-9-1.秋号の内容
S-Classに追加となったディーゼル仕様と、マイバッハの内容です。
流石マイバッハ、V12気筒、630ps、2821万円。公道で3回ぐらいしか見たことありません。
2-9-2.冬号の内容
Vクラスのブログなので、Vクラスから紹介します。
Vクラスにガソリンエンジンが追加されました。V260 longです。色のラインナップは、黒と白の2色のみで各125台。
2-10.Mercなモノ
Merc(メルク)と読み、Mercedesの短縮形を表します。
2-10-1.秋号の内容
・1908年創業フランスの名門シューズブランドParabootの紹介。メイドインフランスにこだわり、ソールまで自社製造、原料も70%以上がフランス製という徹底ぶり。
・スイスの時計ブランドIWCの紹介。インヂュニア・クロノグラフ・スポーツ"50th アニバーサリー・オブ・メルセデスAMG"を250本限定生産とのこと。
・ THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE(ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー)の鞄の紹介です。略してTWCM。タンナー発の革製品ブランド。
2-10-2.冬号の内容
・カルティエのメガメ「プルミエール ドゥ カルティエ」の紹介。
・スイスの時計ブランド H.モーザーの エンデバー・センターセコンド
オートマティック コンセプト“ブルーホライズン“ の紹介。日本限定20本。
・スイスの時計ブランド コルムのアドミラル レジェンド42 クロノグラフの紹介。
・フィリップ セレスのショルダーバッグの紹介。
2-10-3.春号の内容
・時計ブランドのIWC「ビッグ・パイロット・ウォッチ」の紹介。
・スイスのシェーネンヴェルトで創業したバリーの紹介。
・ETROのショールの紹介。
・ココマイスターのショルダーバッグ「マルティーニ・レオナルド」の紹介。
2-11.メルセデスで巡る至福の温泉旅
メルセデスで訪れる温泉宿の紹介です。管理人はどれも泊まったことの無いような高級な宿です。いつか泊まってみたいです。
2-11-1.秋号は北海道 江差
紹介されるのは「旅庭 群来」。
2-11-2.冬号は山形 赤湯温泉
紹介されるのは「 櫻湯 山茱萸 」。
2-11-3.春号は静岡 熱海
紹介されるのは「ATAMI せかいえ」。
2-12.Information Lounge
メルセデスオーナーだけのキャンペーンや、情報のコーナーになります。
2-12-1.秋号はメルセデストロフィー
世界最大、最高峰のアマチュアゴルフトーナメント「メルセデストロフィー」。毎年10月にドイツのシュツットガルトで世界大会が開催されるとのこと。
管理人はゴルフ未経験者ですが、最近少し興味があります。
2-12-2.冬号はF1
メルセデスAMG ペトロナスが5年連続でF1のコンストラクターズチャンピオンになった紹介。
2-12-3.春号は星野リゾート
メルセデスと星野リゾートとのコラボの紹介。星野リゾートの中の「星のや軽井沢」と「星野リゾート OMO7 旭川」で車両をレンタル出来る企画。
実は管理人、先日星野リゾートへ宿泊しました。その星野リゾートはコラボの対象外でした。
2-13.メルセデスで走る日本の道 名道紀行
ベンツで走る日本の公道を紹介するコーナー。よくある〇〇スカイラインや、〇〇ライン等の道のことです。
2-13-1.秋号は福島
AMG GLC 63 S4MATICで行く福島の山道。 磐梯吾妻スカイラインや、 磐梯吾妻レークラインを走ります。
2-13-2.冬号は鳥取
C220dで行く鳥取の山道や海岸道。鳥取と言えば、鳥取砂丘と大山。ここを訪れます。
2-13-3.春号は北九州
AMG GLC 43 S4MATICで行く北九州の門司。関門海峡を訪れます。
管理人の出身は福岡なので、関門海峡は何度も拝んでいます。
2-14.Mercedesの故郷、ドイツを行く
普段中々知る機会の無いドイツについての記事になります。いつかドイツ旅行等行って訪れてみたいです。
2-14-1.秋号はハンブルク
ハンブルクはドイツ人に国内観光で一番人気の街とのこと。この記事を見ると、ドイツらしい綺麗な古い建物ばかりではなく、モダン建築もあり先進的な印象を受けます。とてもお洒落です。
2-14-2.冬号はバウハウス
ドイツのヴァイマルに設立された美術と建築の学校のこと。管理人、美術に関しては全くのど素人なのでよく分かりませんが、建物やデザインはやっぱりお洒落です。
2-14-3.春号はズュルト島
ドイツの高級リゾート地。島内には5ツ星の総合リゾート型ホテルがあり非常にゆったりとした時間を過ごせそうです。
憧れますが、日本人はいるのか?
2-15.メルセデスと楽しむ日本の住宅
住宅とメルセデス。リノベーションであったり、新築であったり主に建物の紹介になります。
2-15-1.秋号は古民家のリノベーション
築100年という大きな古民家をリノベーションし、更に100年住み続けることが出来る家へ再生する話です。
2-15-2.冬号は2世帯の平屋
400坪という広大な敷地に建てられた平屋。中庭もありこんな家、テレビでしか見たことありません。。。
2-15-3.春号は住宅のリノベーション
3階建てRC造の元病院と住居併設物件を自宅にリノベーションした話です。
2-16.A LEGACY OF THE FIRSTS
メルセデスが世界で初めて行ってきたことの紹介になります。
記事は1ページと多くはありませんが、メルセデスの哲学や昔からの考え等分かるコーナーとなっています。
2-17.smart MAGAZINE
ご存知スマートの特集になります。最近はたまに街中でも見かけますね。
2-18.読者プレゼント
住所や名前が記載されている表紙に番号がありますので、それを入力してアンケートに回答後プレゼント抽選の応募が出来ます。
管理人は毎回応募しておりますが、中々当選しません。。。
3.所感
毎号自宅に届くと管理人は隅から隅まで熟読します。ですが正直、簡単に車種を乗り換える事も、広告に乗っている時計の購入も、高級ホテルに泊まる事も、何一つ出来ません。ただの妄想しかできません。
しかし、この雑誌を通して世の中のベンツオーナーの相場、価値観を知れた気になり、自分は未だ未だだなと痛感します。
この雑誌に乗っている場所、物を一つでも多く体験したり手に入れれる様日々努力しなければと思う雑誌です。
皆さんがどう感じるかは分かりませんが、興味がある方はディーラーに行けば無料で読めます。いかがでしょうか?